カスタムカー

買い物からの帰り、アパートの入り口で12階のおじいさんと一緒になった

おじいさん「車に興味ある?」
私「ええ、仕事柄」
おじいさん「じゃあ見せたいモノがあるんだ。5分いい?」

といって私を地下に連れて行く
カーブか?と思いきや、車庫の方に行く

「先週クラシックカーの展示会があったでしょう。その後に預かった車がまだあるんだ」
と言って、おじいさん、自分の車庫のドアを開ける

何ですかこれは?
ジンベイザメみたいな、ペッタンコの見たことないスポーツタイプの車(2シータ-)が

なんでも、プジョー203をベースにして作られたレース用の車両で、公道もちゃんと走れるらしい
ナンバーも付いてる

1953年の車だそうな

203をぶった切って、シャシを部分的に使用
かなりの部分は、パイプや溶接で補強
ボディーは総アルミ
1300ccのエンジンを1500ccにボアアップ
加えてスーパーチャージャーでドーピング
750kgの車体に130PSのエンジンだそうな

どんなレースか分からないけど、course de coteというレース(多分公道レース)用に作られたとかで、何度もコースレコードをゲットしてるらしい


しかし、車について語るおじいさんの嬉しそうなこと
微笑ましかった

ちなみにこのおじいさん、現役時代はプジョーで働いていたらしい

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